【経験談】技術者の僕が30歳でメーカー転職を成功させた話【閉塞感を感じたら即行動へ】

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製造業の技術職で転職したい人「この先ずっとこのまま似たような製品づくりを繰り返す環境はイヤだな・・。でも自分が市場でどれくらい価値があるかわからないし、転職で現状より悪い環境の会社には行きたくないな。」

このような悩みに答えます。

本記事の内容

  • 結論、迷っているなら絶対転職すべきです【成長できる】
  • 他メーカーへの転職に迷う人がやるべきこと
  • 転職の失敗の本質とは何か

私は機械系のエンジニアですが、現在は結果的にもう一度転職を成功させて縁あって製品に組み込まれるソフトのアルゴリズム開発に携わっています。

自分で言うのもナンですが私はエンジニアとして特に優秀なわけでもなく、日常の業務はそこそここなせていたというようなレベルです。
それでも最初の転職先は若干ブラックな企業だったのにも関わらず、環境を変えたことで多くのことを学びました。

このような経験から、”いま問題なく働けている職場で行きづまりを感じているのなら、自己成長のために転職すべき”と思っています。

昨今ではエンジニアといえばWeb系のプログラムスキルを持った技術者のことを指したりしますが、主にハード系のエンジニアを応援するつもりで”成長のために本気で転職を考える方へのメッセージ”を書きました。

まずは結論から。
現在の職場が不満ならば、転職して自己成長の糧とすべきです。

なぜなら、その行き詰まり感・不満の要因が「自分」or「環境」のどちらにあるのかがはっきりわかることで自分自身の課題が明確になるからです。

不満要因の分離、について経験談を交えて解説していきます。

私が最初の会社で不満を感じていたこと、それは製品開発のサイクルが無限ループのようで果てしない事のように思えたことです。
次々と新しくクリエイティブな事をやりたい自分としては何となく飽きてしまっていた、そんな感じです。
また、職場の一部の同僚とのコミュニケーションや、外部のサプライヤーの方とのやり取りがうまく行かず感情的になってしまうこともあり、対人面でもモヤモヤとした課題を抱えていました。

転職して念願叶い、似たような製品開発の繰り返しはなくなりました。
反面、常に新しいジャンルで手探りの開発となったことで気づいたことは「道なき道を進むのもキツイ。」です。
開発の苦労の中身、つまり「質」が変わっただけですね。

過去の自分を振り返ると、飽きてしまっていたのは自分なりに取り組み方を変えてこなかっただけなのかもしれません。
そういったことに気づくことができました。

ただあなたがこういった話を知識として持ったとしても、なかなか自分を変えることができないのではないかと思います。
私の場合は違う会社に飛び込んでみて、初めて身をもって学べたのですから。

会社をまたいで持ち越している課題は自分の中にあるもので、
もやもやと不満を抱えているときはそれに気づくことができない事が多いのではないでしょうか。

少し抽象的な話をすると
空間に点を1つ打ったとします。
その1点だけでは意味を持ちませんが、もう1つ点を打つと『違いから気づく』ことができ、
2つの会社を比較することでそれぞれの良いところ悪いところが見えてきます。
私は過去に2度転職していますが、2点目を打った最初の転職のインパクトが強烈でした。
まさに「自分の世界が変わった」、そんな感じです。

転職は優秀な人間がするもの、世間にはそういうイメージもあるかと思います。
ところが実は私のように特に優秀ではない人間のほうが経験したほうが良いことなのではないでしょうか。
私は転職によって成長のきっかけを得られたと確信しています。

他メーカーへの転職に迷う人がやるべきこと

結論、外部サービスを活用した自己分析です。

実は最初の転職ではインテリジェンス(現:パーソルキャリア)という転職サイトを利用しました。
次に転職で外部サービスを使うメリットについてお伝えしていきます。

きっかけはたまたま見たWebサイトで「年収査定」というものを知ったことです。
ご存じの方も多いかと思います。簡単な質問に答えていくと自分の市場価値として年収がザックリわかります。
信憑性については今思えば正しかったかな、と。当時はプラス10%くらいでビビりましたけど。

外部サービスを使うと何が良いか。それは自分の求める条件に合う企業を勝手に探してくれる点と、メンターとして自分のキャリアを棚卸しして面接対策を色々と教えてくれる点です。
一点目は当然として、キャリアの相談ができるのは実際に転職まで至らなかったとしてもメリットとして大きいですね。

社会人歴3~5年くらいでは、自分のキャリアについて考えるのは難しかったり。
「目の前の問題に精一杯で、先の事なんて・・・。」って思いますよね。私もそうでした。

でも振り返ってみると、10年後にどうなっていたいか、とか自分としてビジョンを持っておくことってかなり重要なんです。
そういった「重要だけど後回しにしている」ことを掘り下げて考える時間を半ば強制的に作ることができるのも、外部サービスを使うメリットでしょう。

結果的に転職をあきらめたとしてもきっとあなたの成長のきっかけとなるはずです。

転職の失敗の本質とは何か


最後に「転職に失敗する」って何だろう?ということについて書きます。

私の場合は若干体育会系のブラック企業に入社してしまいました。
入社後すぐに長時間労働・入社後5日目に立ち上げ工場に長期出張させられた、なんて経験もありました。
それでも今は「失敗だった」とはまったく思っていません。
もちろん、当時はブラックだと気付いた瞬間から「3年経ったら辞める」と心に決め仕事に打ち込んでいました。
それが今になって振り返るといい思い出だったなと思います。
当時学んだことが今、血肉となって役立っていると感じます。
例えばセットメーカーからサプライヤー企業への転職でサプライヤーの立場を理解出来たり、社外の人達とのやり取りが増えてビジネスマンとしてシビアな顧客対応の仕方を学んだり。
どれも、ぬるま湯的な最初の職場では自分としては学べなかったことでしょう。

つまり、短期的な視点でリスクを恐れていても何も始まらないということです。
スティーブ・ジョブズの有名なスピーチに「コネクト・ザ・ドッツ(点と点をつなげる)」という言葉がありますね。
今打ち込めるものを見つけ、まず全力で取り組む。
それがあとになって繋がってくるものだと。
もちろん彼とは人生のスケールが全く違いますが(笑)、私の経験でもある程度理解できます。

転職してブラックだったらどうしよう、怖い先輩や上司にいやがらせされたらどうしよう、うまく仕事ができなかったらどうしよう、、と心配は尽きません。
ですがまずは新しい世界に飛び込んでみることです。

そうです、失敗の定義は自分で作り出しているに過ぎないのです。
あなたの冒険は今ここから始めればよいのです。

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